鹿児島は島がいっぱいあるから鹿児「島」。
この事実に気付いた時は目から鱗でした。

28歳の時、日本の行ってみたい島をリストアップしたのですが、
屋久島、奄美大島、トカラ列島、沖永良部島、与論島…調べてみるとどれも鹿児島だということが判明。

どの島にもフェリー航路があったので、この機会に一気に島を巡ろう!と、約2ヶ月間の鹿児島の島を巡る旅に出ました。

全体の日程は
屋久島
諏訪瀬島
中之島
宝島
奄美大島
徳之島
沖永良部島
与論島
沖縄本島
宮古島・伊良部島
・・・と、最後は鹿児島はみ出て沖縄まで行った、約2ヶ月ちょいの旅。
価値観が変化した宝島での滞在を含め、我ながら面白い島旅でした。

ということで、この島巡りの旅の備忘録です。
旅の始まりは世界遺産の屋久島から。

4月上旬。東京より早朝の便で屋久島へ。
飛行機から降りたった時の生暖かい風が南の島!を感じさせて気分も上々。

屋久島ではYHにて10日間ほどヘルパーとして滞在しつつ、屋久島の王道観光、そして苦行的なサイクリングを楽しみました。

ホステルでのヘルパー業務は午前中だけ宿の掃除をし、午後はフリー。
無給ですが滞在費は無料でした。
滞在期間中の休日を利用して、太鼓岩や白谷雲水峡ハイキング、レンタカーで島を半周、宿で会ったアメリカ人カップルと縄文杉ハイキングなど王道の屋久島観光をし、川でのカヤックや屋久島の海でスキューバ、そして島半周のサイクリングもしてみました。

この島でのハイライトは、屋久島半周サイクリング(苦行)です。
レンタカーを借りた時になぜ1周しなかったのか…なぜ自転車で屋久島を半周しようとしたのか…
永遠に続く西部林道の坂道を手押しで登っている時に何度も後悔の念が湧き出てきました。

ええ、屋久島をなめていました。

島だから半周くらい楽々だろうと思っていたのが大間違い。
屋久島、意外と大きかった!そしてアップダウンが激しい!

この西部林道の坂を手押しで1時間上るという苦行の後に見えた太平洋の海、そこから一気に下る爽快感は忘れられません。

IMG_4124
西部林道にて毛づくろい中の猿にほっこり。

縄文杉のハイキングは思うこと多々あり。
いつ倒れてもおかしくないと言われている縄文杉は、あらゆる手をつくされて延命措置を施されており、植物だけど植物人間のような姿で痛々しかったです。
4000年も生きているんだから、もうそろそろ休ませてあげてもいいのでは?

周囲は遊歩道のようになっており、遠巻きからしか縄文杉を見ることができません。
平日でしたが、縄文杉に近づくにつれて人の列で立ち往生することも。GWなんて渋滞がひどいという噂です。
もうちょっとゆっくり縄文杉の感傷に浸りたかったのですが、同行したカップルがさっさと引き返していったので一瞬の縄文杉逢瀬でした。

しかし、欧米人の歩くスピードの速さは風流を解さない民族のスピードです。
このカップルだけでなく他の欧米人もめっちゃ速いとの話。周囲の自然を愛でながらゆっくり歩くということをしないのでしょうか。

これが世界を台頭してきた資本主義のスピード。
他人の心に気を配ることもなくゴーイングマイウェイを貫き通す、西欧文化の根源を垣間見た気がしました。

旅先での思い出は楽しい事よりも、肉体的苦行の方が思い出深いことが多いのは私だけでしょうか。
IMG_4093
千尋の滝の壮大さが屋久島での一番好きな風景です。

スポンサードリンク