陶芸の学校に入学して早2ヶ月。光陰矢のごとし、1週間があっという間に過ぎ去っていく日々です。

 今の学校はザ・日本の軍隊式学校のため制約が多く、デンマークでの自由な学校生活を思い返すことしばしば。

中でも最初に在籍したスカルス手工芸学校は、天国のように居心地が良く、先生やスタッフも明るく素晴らしい方々ばかり。いやがおうにも今の学校と比べてしまう…。

 そんなスカルスは年に1度(もしくは半期に1度?)の展示会「エキシビション」が毎年6月にあり、今年2017年は来週末6/16-6/17に開催される模様。

エキシビションで何をするかというと、
生徒が半年間で製作してきた物を展示したり、作った服を着てファッションショーをしたり、外部の作家さんが自作の物を売ったり…と、日本でいう学園祭のようなもの。
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ということで、スカルスの学園祭準備を思い出ベースで振り返ります。

展示の準備
ある日「とりあえず全部製作したものを朝礼の部屋に出して!」と先生からのお達しが。
そして生徒の製作物が集まった後の図がこちら。
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ここに出たほぼすべての物が、展示やショーの服に登場。
展示のディスプレイは先生たち行います。

ショーの準備
何と言っても、このエキシビション最大の目玉(?!)はファッションショーでしょう。

有志の生徒が主体となって、ショーのテーマ決め、ステージプラン、曲の選定、モデル決め、メイク、そしてスポンサー集めまでこなします。
私の年は、外部のファッションデザイナー2人がまとめ役となって生徒のサポート。


準備が始まったのは遠足が終わった5月中盤。

まず、
学校から与えられた「circle」というテーマを元に、そこからブレーンストーミング

そしてピックアップされた単語からイメージするビジュアルを、各自調査。

調査結果より全体のイメージ決定。その後、ステージ班、BGM班、小物班、DM製作班などに分かれて作業

スポンサー集め

1週間前くらいからステージを組み立て、ショーの練習

という感じでした。
まるでファッションショー運営の擬似体験。

今までの個人プレーで製作していたのとは違って、初めてのグループワークは日本人にとって戸惑うこともあり、日本とデンマークの教育・文化の差を実感。
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靴担当
さて、グループに分かれて私は何の担当だったかというと、ステージの小物製作。
主に靴作りに注力しておりました。

全員同じ靴を買うのも金銭面で痛い…ということで、はぎれ布でグラディエーター的な靴を試案。
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こんな風に色んな組み合わせを考える孤独なシューメーカーとして、任務を全う。

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そして、1番驚いたのがスポンサー集め。
ショー運営のための資金集めとして、地元のお店やショーのメイクに使う化粧品をBO●Y Sh●Pに提供してもらったり…。地元の銀行は気前よくお金を提供してくれました!いや~びっくり。
毎年行っているから提供してくれているのでしょうが、ここまで自分たちで行うとは。

そして提供してくれるデンマーク人の懐の深さ。
社会福祉が行き渡り老後の安定も保障されている社会で生きる人々は、やはり心の余裕があります。
だから人にやさしくできるんだろうな。

大の大人の男が、一目散に空いてる席目がけて駈け込む。そんな日本の通勤電車を見ていると、みんな心の余裕がないんだわ…とデンマークの人々と比べてしまうこと多々あり。

と、国際環境での協調性の難しさや社会保障まで、色々感じることができたエキシビションの準備話。

次回はエキシビション当日の様子を紹介します。

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