デンマークに留学・ワーホリしていると、デンマーク人や現地で会った日本人に「何でデンマークに来たの?」と必ず聞かれ、またはそういう話になります。
私がデンマークに来たのには101の理由があってだな…とジェーン・スー的に言えばこうなるんですが、大きな転換期は4年間務めた会社を退社して「世界一周」した頃くらいからでしょう。
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世界一周へのきっかけ
世界一周というと大げさな言い方かもしれませんが、2012年の3月~9月の6か月間をバックパッカーとして海外放浪の旅をしていました。南米をメインに、ヨーロッパの東側方面を周って訪れた国の数は23か国。
この旅に出たきっかけは、死ぬ前に行きたい世界の絶景を全部行ってやろう!という衝動でした。仕事もつまらなく感じていたし、前年には震災もあって、またこの2012年はマヤ暦で人類滅亡と予言もされ、人間っていつ死ぬか分からないのにつまらないまま人生を終えたくない!と一念発起したわけです。いわゆる、若気の至りというやつです。
この他にも転職するなら30歳前の27歳くらいなら転職しやすいということ、両親の年を考えたり、また27歳というまだ体力があるうちに長期でバックパッカーできるのは今!と決断したのです。
帰国後には、離島マニアの私にとって夢の列島・鹿児島県の「トカラ列島」を巡る旅にでました。そこで訪れた「宝島」で価値観がだいぶ崩落。帽子デザイナーのお宅に滞在していた影響で、自分でもできる「手に職」技術が欲しいと思うようになりました。
デンマーク留学&ワーホリの理由
世界一周中に思ったのは、「日本人が欧米人のようになろうとしても、なれるわけがない」ということ。たとえば、日本人が目を大きく化粧しても、金髪にしても、生まれ持った長いまつげ・金髪の人にはかなわないんですよ。だったら、自分の生まれ持った物を活かして勝負していったほうがいい、という思いに駆られました。
だから、自分が手に職をつけるとしたら日本の伝統文化のものがいいかなと思ったんです。
でも、いままでに技術系の経験もないし、職人の世界は厳しそうだし、というか、どの伝統工芸が一番いいかもよく分からないし、しばらく海外行けなそうだし・・・とうだうだ悩んでいたのです。
そんな中、デンマークに留学予定だった友人から教えてもらったのが「フォルケ・ホイスコーレ」。
フォルケ・ホイスコーレに行くため
はて、フォルケ・ホイスコーレと思った方。
説明しよう!
フォルケホイスコーレとは1800年代、デンマークで発祥した学校・教育システムのことである!
大きな特徴は
・17歳以上であれば誰でも入学が可能
・科目:国際政治や国際関係学を議論できるインターナショナル系、スポーツ系、ファッション、アート、映像系などなど多岐にわたる
・試験や課題は一切なし
・全寮制、3食付、授業込で1か月約10万円くらいで過ごせる
・期間は大体4か月~1年
・海外からの生徒も受け入れている。英語で授業を受けることも可能(学校による。)
という教育システムです。
年齢層は大体18歳~24歳くらいの若い子が多く、
フォルケでの生活を通して、自分が将来何になりたいか、自分と向き合い、自分を知る事を目的としている、らしい。
フォルケ・ホイスコーレの詳しい説明はHyggelig News にどうぞ。
伝統工芸の世界に行くか行かないかを迷っていた私にとって、手工芸が自分に適しているのか否かを判断できる場所は願ったり叶ったり!
しかもまた海外生活が送れる!っちゅうことで、デンマーク行き決まりました!
世界一幸福なデンマークの生活&エコビレッジ・スヴァンホルムへの滞在
フォルケ・ホイスコーレ以外にも、世界一幸福なデンマークの生活を見たいなという思いもありました。
世界一周をして色んな国の人々を見てきたけど、やっぱ、日本で働くというのは世界で一番窮屈に感じました。
海外の方が働く側もマイペースだから、働く側に日本ほどのストレスはないんじゃなかろうか。
働くことって、もっと楽に考えていいんじゃないかなと。
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そこで、本当のライフワークバランスを重視しているデンマークの生活に興味が沸いてきました。
スヴァンホルムはエコビレッジで有名なコミュニティです。
また、世界一周後にトカラ列島の宝島で1か月滞在した時の影響もあって、世界一幸福な国の社会システムとエコビレッジのような共同体に興味があったのです。
こうして、私はデンマークに行くことを、決意しました。
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